何年か前の夏のことだけど、キャンプで山の中にテントを張ってて、じゃんけんで負けた僕は沢を下った所にある雑貨屋へと買い出しにでかけた。
「ちぇっ、ついてないの」などと一人ごちながら歩いていると、前方から女の子の声が聞こえてきた。
足早に近づいていってみると、そこにはなんと、丸裸のままで歩いている小学校中学年くらいの女の子3人が歩いていた。
可愛いおしりを3つ並べて、川沿いを歩きながら遊んでいるようだった。
僕の足音が聞こえたらしく、女の子たちは後ろを振り向いた。
近づいていく僕に、女の子たちは元気に「こんにちわ~」と声を掛けてきたのだった。
完全にすっぽんぽんで、身に付けているものといえば、手首のミサンガ(懐かし!)と足下のスニーカーだけだった。
3人ともまだオッパイと呼べるようなふくらみもなく、同年代の男の子たちと変わらない体格だった。
「何してるの」
そう話し掛けると女の子たちはクスクスと笑って「遊んでるに決まってるよね~」と言ってお互いの顔を見て笑っていた。
「お兄ちゃんはどこ行くの?」
反対に聞かれたので「雑貨屋まで買い物に」と答えた。
「ああ◯◯ちゃんのとこだ」
女の子たちは知っているようだった。
「君たち、ここいらの子?」
「そうだよ」
「いつも裸で遊んでるの?」
「夏休みだけだよね」
とまたお互いの顔を見て笑っていた。
僕に見られていても恥ずかしそうでもなんでもなかったから、恥ずかしくないの?とは聞かなかった。
そのまま女の子たちとは沢をいっしょに下っていった。
時々女の子たちは沢の中に入っては、石をどけては「いないね~」などと言っていた。
「サワガニ?」と聞くと「そうだよ」と言った。
石をどけようとするたびに、女の子たちはこっちにおしりを向けては大股開きになっていた。
ひどくエッチな格好になんどもKOされそうになりながら、やっと雑貨屋までたどり着いた。
「じゃあね~」と女の子たちは僕に手を振って、また別の茂みの中に入って裸のまま走っていってしまった。
空気のきれいな山の中で出会った裸の女の子たちが、なんだか妖精のように見えてしまった。
都会とは違って子供たちってピュアなんだなあと感じ、じゃんけんで負けたことに感謝してしまった日だった。