うちの母は顔つきがダイナミックというか、目とか口とかがハッキリしており、若い頃はかなりもてたそうです。当時の写真を見ると、(髪型さえ変えれば)山田優にそっくりな感じです。
そんな母の実家は田舎で教師をしていたのですが、祖母が体が弱かったため、子供は母一人で諦めたそうです。(祖母は、私が生まれる直前に亡くなりました。)
自分が大学を出てすぐ、ずっと一人暮らしをしていた祖父も亡くなりました。49日の後、母に頼まれ実家の整理をしていたのですが、膨大な写真の中から驚くべきものを発見しました。題名は、表紙に「○子(母の名)」とだけあり、それが全部で3冊ありました。
1冊目を開くと・・・いきなり母の子供の頃(小学高学年くらい)の裸が写った写真でした。写真の中の母は、全裸でおもいきり笑っていました。もちろん、昔の子供ですから、今と違って胸の膨らみも発毛もありません。髪型も、ワカメちゃんみたいなおかっぱです。おまけに、白黒で、サイズも今のサービス版より小さいものです。ですが、実の母の、そのような写真を見た衝撃は、頭を背後から思い切り叩かれたような感じで、心臓が止まりそうなほどドキドキしました。
しかも、ページをめくっていくと、やがて中学に入り、制服姿での写真や、セーラーの上着だけを脱いだ姿、そしてフルヌード。どれも、場所はいずれも部屋の中で、定点観測とうのか、ピアノのある同じ部屋の写真ばかりでした。(時々廊下の写真もありましたが。)
この頃になると、椅子に腰掛けたり、立ったりしたままの姿ですが、笑ったものは減り、こちら側をじっと見つめたようなものが増え、また写真もカラーになっていました。(セピアになっていましたが。)
制服姿の最初の写真では、まだ胸もほとんどなく、胸というか乳頭のあたりがやや大きくなった程度でした。その後の写真は、どうも季節ごとに撮ったもののようで、髪型にも変化があり(中学に入ってしばらくしてからは、髪をずっとおさげにしていました)、子供の頃は華奢だった体も段々丸みを帯び、胸や腰、お尻などの顔つきも大人っぽくなり、女性の体へ変化を手に取るように見せていました。そして中学の終わり頃になると、胸もそれなりに把握できるくらいに膨らみ、下には毛も確認できるようになりました。
もう、自分はページをめくる度に何枚も出てくる若い母のヌード写真に、心臓が飛び出そうなほどの衝撃でした。