小学校に入りたての頃、休み時間に校庭の鉄棒付近を歩いていると、低めの鉄棒の反対側から2人組の女の子に声を掛けられた。
「君1年生?」
「うん」
「へー。私たち2年生」
そんな他愛もないやりとりをすると、片方の女の子が目の前で逆上がりを始めた。
俺に足が当たらないように脚を少し開き、あまり前には蹴り出さず膝蹴りをするようにジャンプし、両足を持ち上げる。
向こう側にある女の子の顔が沈み、手前側にきれいな肌色の両足が上がってくる。
めくれるスカート。
桃色ぱんつ。
まあるいお尻。
目が釘付けになる。
お尻がてっぺんへ来る頃、女の子の動きがゆっくりになる。
天気のいい暖かい日だった。
目の前で直射日光を浴びる女の子のお尻。
まぶしいぱんつ。
ピンク。
頭がクラクラした。
ぱんつのお尻が向こう側へ降り、ポニーテイルが上がってくる。
顔が見えた。
「すとんっ!」と着地する女の子。
俺は言葉を失っていた。
「ねぇこの子いまパンツ見てたよ!エッチじゃない?」
「え、いいよ別に。行こ」
手を繋いで歩いていく女の子たち。
俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。