もう何年も前の話だが、仕事が終わらず休日出勤していた。
昼近くに5歳年上の先輩から携帯にランチの誘いが来た。
どうやら買い物で近くに来ていたらしい。
仕事の切れが悪く出られない事を伝え、一人だった職場に先輩を呼んだ。
近くのコンビニで買ってきたのか、差し入れをしてくれた。
面倒見のよい人で、今までも色々と助けてもらっている、自分にとっては姉さんのような存在。
しばらくして仕事の区切りが良くなり、差し入れてくれた食事をとる事になった。
差し入れのお礼に、仕事が終わったら飲みに行く事に。
来たついでに先輩も机に向かう事になった。
その時、なぜか先輩の後ろ姿を見て反応した自分がいた。
6時を過ぎた頃に先輩が声を掛けてきた。
先輩「まだ終わらない?」
メガネの奥の大きな瞳にドキッ。
思わず真顔で瞳を覗き込んで「瞳が綺麗ですね」って言って、そのまま視線を唇に下ろし目を細めた。
先輩「えっ!?」
一瞬沈黙。
流れで自然に唇を重ねる。
先輩「ちょっとぉ(怒)、なんで?」
後ろに仰け反り、驚いた顔で責められる。
俺「すみません・・・なんとなく急に・・・」
言葉が出ない自分に、「そういうことしちゃダメだよね」と、微笑で諭される。
仕事が手につかなくなり、先輩と話をした。
何を喋ったか忘れてしまったが、自分の感じた思いを伝え、なりふり構わずアプローチしていた。
先輩「こうなるとは思ってなかった」
職場での立場の違い、俺に対しての思いを語られた。
先輩「まずいでしょ?」
納得させられた。
罪悪感だけが残り真っ白になる。
先輩「もう仕事しないでしょ。お腹空いたよ」
言われるがままに机を片付け身支度をした。
自分から離れるかのように足早に戸締まりをし、一つ一つ電気を消していく。
先輩「さっ行こう!」
神妙な顔から普段の先輩に戻る。
鞄を持ち出口へと歩く。
先に歩く先輩の後ろを追いかけ、扉まで進んだ。
ドアに手をかけようとした腕を引き寄せ振り向かせた。
そのまま抱き寄せた。
先輩「ダメだってば・・・」
唇を重ねた。
掴んだ腕の力がスッと抜けた気がした。
しゃがみ込もうとするする体をドアに押しつけしばらく抱いた。
ドアから離れ、席まで戻る。
先輩「本当に怒るよ」
腰に手を滑らせ、唇、額、目とキス。
机に寄りかかり、されるがままの先輩。
先輩の手は自分の腕を掴んでいた。
胸元に顔を埋め、服の上から胸にキス。
腕にあった手がいつの間にか頭を包んでいた。
怖かったのかもしれない。
机に座らせ、開いた太股が小刻みに震え自分の足に伝わる。
もう先輩は何も言わなかった。
太股に手を滑らし、スカートをすりあげた。
暖かく柔らかい素足の手触り、肌を撫で回す。
スカートの中に顔を埋め、太股を愛撫する。
ゆっくりと右、左と唇を滑らせ、下着の上で止め息を吐いた。
両手で足を持ち上げ開脚。
鼻を上から下に滑らす。
盛り上がる下着を鼻で押し、湿った部分を舌で舐めた。
舌で下着をずらし舌を滑らす。
愛液が溢れ出ていた。
足の付け根に強くキスした。
先輩「痛い!ダメ!跡だけは付けないで!」
押し殺していた声が突然聞こえた。
俺「ごめん」
先輩「痛いよ(笑)」
当時先輩にパートナーが居たか分からなかったが、その一言で分かった気がした。
先輩「もうおしまいにして・・・」
スカートから顔を出し上を向いた自分に囁いた。
先輩「もう!」
机から下りた先輩がはにかみながら一言。
優しく唇にキスした。
何も言わず微笑んだ。
先輩「お腹空いちゃった、飲みに行こう!」
俺「・・・うん」
数年後、先輩は寿退社した。