昔からそうだ。
食べ物にしろ、おもちゃにしろ、昔から他人のものが欲しくなる。
それはもう、俺の一種病的な性癖なのだ。
女も同様で、それほど美人でなくても、人妻だと思うと欲情し、そして犯したくなる。
無論、普段はそんな欲望を理性で抑え込むのだが、たまに我慢できなくなる。
酒に酔うと、特に危険だ。そして先日も俺はやらかした。
季節外れの夏休みを取り、9月に入ってから実家に帰省した俺は、実家に嫁と子どもを置いて、高校時代の友人と少し飲んだ。
1時ごろまで飲んで友人と別れた後、地元だったから俺は一人でフラフラと歩いて帰っていたんだ。
最近できたという住宅街を歩いていると、俺の心にムラッとした衝動が駆け上がってきた。
家人が寝静まった深夜の住宅街は静かで、そして結構隙だらけだ。
俺は玄関先に子ども用の自転車がある家へと、そっと忍び寄る。
予想通りだ。
家人が寝ているであろう2階のリビングの窓は、網戸だけで開け放たれている。
俺は雨どいを使って2階のベランダに上がると、静かに網戸を開けて屋内へと侵入した。
8畳間位のリビングにシングルベットが2つ。
30代ぐらいの夫婦が寝ていた。
俺は静かに部屋を出ると、階下に降りて、キッチンから包丁を持ち出し、そして玄関のカギを開け脱出路を確保したうえで、夫婦の寝室に戻った。
寝室に戻った俺は、夫婦が熟睡しているのを確認すると、奥さんのベットに近づきタオルケットを静かにはいだ。
30代後半といったところだろうか、そこに横たわるのはショートカットの地味そうな女だった。
隣の子ども部屋には小学生ぐらいの兄弟が2人寝ていたから、2児の母ということだろう。
花柄がプリントされた白っぽいパジャマに包まれた女の身体は、いかにも肉付きが良さそうで、胸と尻は丸く大きく膨らんでいた。
隣のベッドでイビキをかいて寝ている旦那に抱かれ、2人の子どもを産んだ女の身体に、俺はひどく欲情していた。
俺は音をたてないようにしながら、女の口を左手で抑えながら、女の目の前に包丁をかざして見せた。
驚き、目を覚ました女は、俺の手の下でくぐもった悲鳴をあげる。
「騒ぐな、旦那と子どもをぶっ殺すぞ。」
女の耳元でそう言うと、女は静かになった。
「盗るものを盗ったら誰にも危害を与えず出て行ってやる。
家族が可愛ければ、黙って俺と一緒にキッチンへ来い。」
震えながらうなずく女。腹が出た旦那はいまだ平和にイビキをかいている。
女を立たせると、俺は女を引っ張て階下のキッチンへ連れて行った。
「子ども、小学生か。可愛いな。俺も子どもには手を出したくないんだ。」
俺はそう言いながら、女の身体をパジャマのうえからまさぐった。
「やめてください。大声を出しますよ。」
「出してみろよ、起きてきた旦那と子どもを包丁で刺すだけだ。」
ポロポロ泣き始める女。この瞬間が最高だ。
「お前が少し我慢すれば、家族は安泰なんだよ。」
俺はそう言うと、女のパジャマのシャツをまくり上げ、その豊かなオッパイにしゃぶりついた。
大きなオッパイは垂れているが、肌は白くきれいだった。
予想に反しあまり大きくない乳輪を、俺は唾液で汚した。
「大人しくしてたらすぐ済む。注射だと思え。」
女をダイニングテーブルの上に押し倒すと、パジャマのズボンとショーツを一気に膝まで降ろすと、女のアンダーヘアをかき分け割れ目に舌をはわす。
「嫌です。ああ、あなた。」
大きな声をあげられない女は、うわごとのようにそう言いながら、震え、泣いている。
しかし、俺の舌で執拗に刺激された人妻の割れ目は、いつしか潤い始めていた。
「口ではそう言っているが、下の口は俺のが欲しくて濡れてきたぜ。」
俺は女のパジャマのズボンとショーツをはぎ取ると、股を大きく開かせて、ビンビンになった肉棒を挿入した。
「ひぃっ、あん、ああ、あああ。」
思わず出た声に、自分の口を手で抑える女。
温かい女の肉壁が俺を包み込む。
「奥さん、最高だよ。」
俺はそう言いながら、奥さんの身体を激しく突き上げた。
目の前では俺の唾液でテラテラと光る奥さんの大きなオッパイが、妖しく揺れている。
他人の妻を犯している。その感覚が俺をしびれさせる。
一気に上り詰めた俺は、奥さんの顎を掴み、その唇吸い付き、口の中に舌をねじ込む。
「俺の唾を飲むんだ。お前の穴という穴を旦那から奪ってやる。」
「嫌、中では出さないでください。それだけは。」
俺の言葉から俺の意図を感じたのだろう、女はにわかにもがき始めるが、もう遅い。
俺は女の肉付きの良い尻を掴みながら、女の一番奥で射精した。
いつものことだが、射精すると一気に冷静になる。
そして怖くなるのだ。
俺は中出しのショックで呆然と横たわる奥さんのヌード写真をスマホで撮影する。
数枚の撮影では、俺の精液を垂れ流す、割れ目もばっちり押さえ、それを見せながら奥さんにささやく。
「今夜のことを誰かにチクったら、この画像をネットで晒すからな。
他人棒に中出しされた嫁の姿をみたら旦那はなんていうだろうな。」
奥さんは恨めしそうな視線を俺に向けた。
「レイプして、更に中で出すなんて、妊娠したらどうしてくれるんですか。」
「何なら俺と結婚するか。人妻なんだから分かっているだろう。
心配なら明日産婦人科でアフターピルでも処方してもらえ。」
泣き崩れる女を残し、俺は、あらかじめ開けておいた玄関から逃げ出した。
しばらく俺は家の様子を外から見はっていたが、家の中は静かなままだった。
そしてやがて浴室らしき場所の電気がつき、シャワーの音が聞こえ始めた。
今頃女は必死に自分の股間を洗っているのだろう。
それは俺の脅しに女が屈服した証拠だった。
多分みんな分かっているだろうが、この奥さんは俺の最初の犠牲者でも、最後の犠牲者でもない。
残念だが、俺みたいな変態はいつか捕まるだろう。
今ではないとは思うが。