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ミホちゃんのフェラ 3

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画像はイメージです

夏休みが明けて、彼女は無事、課題を提出できたみたいだった。
あれから何も発展がなくて、普通にバイトだけで会う日々が続いた。
九月も何週間か過ぎた頃、彼女の方からある提案をされた。
その時は、バイト終わりに話している時で、二人だけで、あの公園のベンチに座っていた。
次第に秋が深まっていく時期だったから夜は涼しくて、半袖で遅くまで屋外にいるのは厳しい時もあったけど、ちょうど、その日は蒸し暑い夜だった。

俺達は、自販機で買ったジュースを飲みながら話し込んでいた。
その時の話題の一つが、先日の課題についてだった。

「なんかねー、褒められたよ」

「何が?」


「この前の課題」


「そう、よかったじゃない」
「うん、なんかねー、この前、提出したのが採点されて返ってきたのね」

「ふーん」

「で、点数が書いてあるわけじゃないんだけど、返された授業が終わった後に、職員室に行く用事があったのよー」

「呼び出しですか?」

「違う!そうじゃないんだけど別の用で行ったの・・・、そうしたら途中でその課題を出した先生に会って、『よく出来ていたね』って言われたのー」

明るい声で言った。

「『色々調べて時間かかったでしょう?』とかも言われて」

彼女は、自分は写しただけだから必要以上に褒められるのは気がひけて、先生には適当に返事した、と言っていたけど、内心嬉しさは隠せないって感じで、勢い良く捲くし立てるような話し方をしていた。

「でさ、なんかお礼がしたいんだよねー」

「いいよ、別に」

「そういうわけにはいかないよ」

彼女は、なかなか引かない。
褒められて機嫌が良いのもあるだろう。
それで、彼女の気が済むなら何か考えようかって気になった。

「じゃあ、なんでもいいの?」

女子高生の『お礼』と言われれば、あんな事とかこんな事しか思いつかない。
ピンク色の情景が頭の中に浮かんで、どの辺までなら大丈夫かな?とか妄想を逞しくしていたら、「いいけど・・・、そういうのは駄目だよ!」

厳しい口調で言った。

「そういうのって?」

「・・・そういうの!・・・そんな顔してたよ!」

様々な交渉の末、結局、映画を見に行って彼女が映画代を奢るっていう事になった。
もともと彼女の方に見たい映画があったのと、俺の方に(エロ以外の)希望がなかった事、金銭的にも手頃な事などの理由からそこに落ち着いた。

それで、「△△」か「××」のどっちかを見ようってなった。
しかし、俺の中で映画と言えば、「劇場版◯◯」というのが普通であったから、彼女と見ようとしたジャンルには馴染みがないのも事実。

彼女は女子高生らしく、洋画を中心にした恋愛物かアクション物が主に好きで、今回見ようとしたのもそれに分類されるものだった。
俺は、候補に上がった映画は、どちらの主演も知らない状態。
今まで、彼女とはバイト場である店の話と学校の話が中心で映画について話してなかったから俺の、この状態を知らないのだろう。
これは、まずい。
せめて話が合わせられるレベルにはしないと、というので主演俳優、女優の代表作を幾つか借りてきて約束の日まで予習をしていた。

当日。
朝十一時。
電車で二つ離れた駅前で待ち合わせ。
彼女は明るい色の長袖に膝丈のスカート。
快適だけど、半袖では少し肌寒い陽気。
そこから歩いて映画館へ。
駅から少し歩いた場所にある何階建てかわからないほど高いビルのワンフロアを占めている映画館に入った。
結局、選んだのはアクション物だった。

受付の横でポップコーンとドリンクを買う。
映画はわりと面白く、彼女は時々笑ったり時々仰け反ったりして楽しんでいるみたいだった。
俺も予習が活きたのか、わりと楽しめた。
彼女との話も合わせられた。
借りたDVD五本のうち三本は無駄になったけど、二本は役に立ったから、まぁいいか。
映画館でのエロな展開もある程度期待していたんだけど混雑してたりで結局何もなかった。
手も繋げず。

それから、お互い昼食を摂っていなかったから、ビルの隣りの隣りにあるファミレスに入る。
食事中、彼女の話は尽きない。
さっき見た映画の主演について、来月ある学校のテスト、先日あった文化祭での出来事・・・。
俺は、ほとんど聞き役だった。

印象的だったのは、文化祭で知り合った男についての話。
実は、彼女はバイトでは、あまり男子人気がない。
何故かと言うと、彼女以上に可愛い子がいて、しかも同じ曜日に入っている事が多い。

そうなると、どうしても彼女に関心がいく事が少なくなってしまう。
その子は派手な顔立ちで、髪を染めてないギャル系って感じかな。
だから俺以外のバイト男子は、ほとんど、その子の支持者だった。
だけど、学校ではミホちゃんは、中心的存在ではないが可愛い子グループに属しているみたいで、各方面から誘いが多いようだ。
先日も文化祭に来た他校男子グループ四人と遊びに行ったらしい。
四対四で、ゲーセン&プリクラ→カラオケって流れだったみたい。

「でさー、その人、何がイヤって、会ってからちょっとしか経ってないのにプリクラとかでも肩抱いてこようとしたり、腕組んできたりするんだよー」

少し嫉妬しながら俺はそれを聞いていた。

「それに、こう・・・、顔をくっつけるみたいにしてさ、撮ろうとするの」

頷く俺。

「確かにカッコイイのは、わかるんだけどさー、私はアンタの彼女じゃないんだよーって言いたかったよ!」

想像してちょっと胸が痛くなった。
落ち着くためにグラスを取り上げる。
冷たい水が咽喉を通り抜ける。
もう食事は片付いていて飲み物を残すだけだ。

「ちょっと、さっきから黙ってるけど、ちゃんと聞いてる?」

「聞いてるよ」

笑顔を作った。

「カラオケとかでも、やたら隣りに座ってきたりするし、馴れ馴れしいんだよねー、どう思う?」

「そりゃ、ミホちゃんみたいな子だったら誰でもそうなるよー」

何回か言ってきた台詞なのに、今日は何故か言いづらかった。

「今度二人で遊びに行こー、とかずっと言ってくるし、アドレスとか交換したら、カラオケいる時にメールとか来るんだよ。
みんないるのにさー、しつっこいんだよねー」

(これは、あれか?何かの罠か?)
(それとも、遠回しなイヤミだろうか?)

彼女の意見に乗っかって「イヤだねー」とか言ったら、「お前もだろ!」ってツッコミが飛んでくるとか?

彼女への過去の行いが走馬灯のようにグルグルしていた。
だからといって、この状態で彼をフォローすると、逆に俺が白い目で見られそうな気がして、どうにもはっきりした返事が出来なかった。

そんなやりとりが続いていたけど、彼女の言葉に、勝手に無言のプレッシャーを感じて、居た堪れなくなった俺は、「はいっ」って手を上げた。

「ハイ、俺さん」

先生が生徒を指名するみたいな感じで俺を指差した。

「俺も同じようなもんだと思うんですけど・・・」

彼女は俺を見返すと、「俺さんは違うよー」きっぱりした口調だった。

「この前も課題手伝ってくれたし、他にも色々してくれるしー、今日だって、そういうのなかったじゃん」

(イヤイヤ、ないも何もそんな機会がなかっただけで・・・)

「なんかねぇー、その人、普通に手とかも触ってくるし・・・」

(俺も触りたいです)

「足とかもジロジロ見るんだよー」

(俺も見てます)

「てゆーか下心丸出しなんだよねー」

だんだん顔が上げられなくなってきた。

「でも、俺さんはさー」

彼女はさらに続けた。

「ほら、前に告ってくれた時あったじゃない?あの後とかも公園とか普通に行ってたけど、実は、ちょっと警戒してたんだよねぇ。でも結局何もなかったし・・・」

「えっと・・・・雨・・・降った時とかは・・・」

消え入りそうな俺の声。

「それはさーー、なんとなく、しょうがないかなって気がする。私も迷惑掛けちゃったし・・・」

店員が空いた皿を下げに来たので二人とも黙る。
数秒で片付けて一礼した後、キッチンに下がっていった。

「なんか、俺さんはさー」

カップを取り上げて口をつける。
中身はカフェラテだ。

「うまく言えないけど、それだけじゃないって気がするなー」

「何で、そう思うの?」

当然の疑問を俺はぶつけた。

「んーー」

彼女は顎に手を当てて思案顔。
俺は、その返事をジリジリしながら待った。

「最初に告ってくれたし」

彼女の答えはわりと単純で、意表を突かれた俺が、「それだけ?」って訊いても「それだけ」って頷くだけだった。

「それに、この前の課題やった日も楽しかったし、今日も楽しかったよ」

俺の頭の中は、さっきから色々な思いが駆け巡っていて、それまでの彼女の言動や自分の言動を顧みたりしながら彼女の至った結論にどうにか理解を示そうとしていたけど、どうしても理解しづらい部分があって混乱していた。
それで、返事に困って黙っていると、彼女は付け足すように言った。

「今日も結局奢ってもらっちゃったしね」

そう。
映画代は彼女に出してもらったのだが、その他の部分では俺が出すようにした。
結局、彼女の奢りと言いながらトータルで見ると俺の負担している額の方が多くなってしまったのだ。
彼女が言っているのは、そういう意味だろう。

(もしかして、ここで、もう一度付き合ってって言えばうまくいくかも?)

ふと、そんな考えが浮かんできた。
きっと、今日の状況と彼女の態度に影響されているのだろう。
正面の彼女に焦点を合わせる。
向こうもこっちを見ていた。

(うまくいくか?思い違いじゃないのか?)

一度は湧いた自分の感情だったけれど、彼女の態度、言葉の中になんとなく過去完了のニュアンスが含まれている気がして、彼女は既に、俺との関係はこれ以上発展しないものとして扱っている、というような雰囲気を感じて、その時は、どうしても真意を問う事が出来なかった。

それから、駅で彼女と別れるまでの間、ずっとそんな事を考えていた。
彼女の言葉を再度、裏表から見た。
俺の態度も客観的に見ようとした。
けれど、どれだけ考えてみても、自分の言動を客観的に見るには程遠い精神状態で、最終的には、彼女の話した他校の男子と自分に根本的な部分で、どこか違いがあるだろうか、と自問して厳しい結論に苦しくなるばかりだった。

二人で電車に乗り、彼女が先に降りる駅に到着して、「またね」って声を掛けられるまで、俺は、ほとんど黙っていただろう。
その時になって、ようやく思い出したように、閉まりそうな扉に向かって言った。

「あ、じゃあ、また・・・」

彼女の姿は、手を振りながら階段を上がっていく途中で俺の視界から消えた。
それから、一人で先程の疑問に答えを出すには二駅は短すぎて、結論は自分の部屋に着いてもまだ出なかった。

次にバイト以外で彼女との接触があったのが映画を見てから一ヶ月近くは経過していた。
彼女も中間テストなど学校関係の行事があったし、俺の方は、夏休み明けにある後期に向けてのガイダンスなどに追われていた。
どちらも本業である学生としての活動に忙しかったわけだ。
バイトで会って少し会話して終わり、という日々の繰り返し。

時々彼女の方からメールが来ると、大した事のない内容でも嬉しさいっぱいで返信した。
でも決まって彼女からの返信は少なくて、大体一往復もすれば終わってしまう事の方が多かった。
お互いの日常が大分落ち着いてきたのが、十月の下旬頃。
二人だけで会う機会ができた。

きっかけは、こうだ。
バイトでは、仕事上レンタル商品の情報を知る事が出来る。
そして、希望の商品を店員が優先的に借りる事が出来た。

当然だ。
店頭に並べる前に自分で確保してしまえばいいのだから。

もちろん代金は払う。
仕事柄、希望の商品が返却された時にも、いち早くそれを知る事が出来るから、借りたいものがある時は普通の客よりは有利な立場にいる事は確かだった。
これは役得と言っていいかもしれない。
中には従業員がレンタルするのを禁止している所もあるのかもしれないが、店長は限度を超えなければ、それを許可してくれていた。

限度、というのは一定以上の回転数がある商品や、人に対して回数を制限するという事だ。
つまり、新作や回転数の高いものを何度も借りたりは出来ない。
それは店長が、ある程度管理していた。
俺たちが、そういう商品を借りたい時には一度店長に確認して、許可が出れば借りられる体勢になっていた。
と、言っても、よほどの高望みをしなければ(ジブリ関係を初週に借りるとか)問題なく許可してくれた。
客も大事だが、身内も大事という考えなのだろう。

そんな、ある日。
彼女から一つお願いがあると言われた。
聞くと、ある商品を俺に借りて欲しい、というのだ。
自分で借りればいいのに、と思ったのだが、彼女は最近借りすぎていて、おそらく店長の許可が下りないだろう、と言う。
しかも、彼女の希望商品はまだレンタルされてから日が浅いもので、細かい事情を訊いていくと、確かに許可が下りる可能性は低いだろう、と思われた。

来月とかまで待ったらどうか?という俺の大人の提案も、「待てない!」の一言で却下されてしまった。

それで、考えた挙句、俺なら借りられるんじゃないか?
という結論になったようだ。
前述のように、俺は、あまり映画(特に洋画)自体の興味は薄い方だったから、他の人のように少しでも早くレンタルして見たい、という思いは少なかった。

だから、他の人のように頻繁にDVDを借りていない。
おそらく、彼女よりも俺の方が借りられる可能性が高いだろう。
そこまで言われれば、やってみないでもない気になった。
そして、最後に俺は一番の疑問を投げ掛けた。

「俺が借りてどうするの?」

「一緒に見ればいいじゃん」

彼女は当然のように言った。

「どうせ一泊しか借りられないんだし、俺さんの家で見ようよ」

その先は、借りられてからしよう、という事で店長に訊いてみると、あっさりOKが出た。

それで店長から「いつ借りたいか?」という話になった。

相当数が一泊で回転しているから大まかな希望なら通った。
それで事前に相談していた通りに、土曜レンタル→日曜に俺の家で見る→日曜返却、という流れになった。
無事話がついた事を知らせると、彼女は嬉しそうに言った。

「じゃあ今度の日曜よろしく!」

そして、日曜午後一時。
彼女はグレイの長袖パーカー、濃青のジーンズという格好。
彼女が買い込んできたお菓子をテーブルに広げて、俺は飲み物を用意して、二時に上映スタート。
雰囲気を出すために電気を消してカーテンを閉めた。
その日は曇天で雨でも降りそうな暗い空だったから、過剰だったかもしれないが映画館みたいに暗くなって彼女は喜んでいた。

映画は、アメリカのアクションプラス恋愛って感じなのかな。
例に漏れず、俺の全く知らない人達が登場したが、時々彼女のしてくれる説明で、わかりやすくなったし楽しめた。
終わると四時半。
今後の予定を彼女に訊いた。

「これからどうする?」

「何か食べようよ」

「どこがいい?」

「前に行ったスーパーとかでいいよ。あそこのパン美味しかったし」

彼女の意見に従って歩いて買い物。
空は曇っていて黒い雲が広がっていたけど、天気予報によれば、今夜いっぱいは持ち堪えそう、という事。
彼女は、またも色々買い込んでいて、甘そうなパンとかデザートとかがカゴに詰まっていた。
部屋に戻ってから、俺は紅茶を淹れて二人で食事。
映画を見ている間は、画面と彼女の説明に意識がいっていたから気にしていなかったけど、今日の彼女も魅力的だった。

来た時はパーカーを着ていたけど、部屋に入ると「暑い」と言って、それを脱いでしまった。

下には白のノースリーブ。
それを押し上げる胸元に見入りそうになった。
彼女と知り合って半年になるが、最近体つきが女らしくなってきた気がする。
胸もお尻も張ってきて、くびれが目立つ。
普段どれだけ見てるんだって話だ。

気取られないように彼女を見ながらも、エロイ気持ちを抑えつつ雑談をして紅茶を飲んだ。

お茶も片付き帰ろうか、という雰囲気になった。

「これ片付けるね」

彼女が空いたカップをキッチンの流しに持って行こうとしたのを、俺がやるからって止めようとした時、押し合う形になって、どちらかの肩か肘かが壁にある部屋の照明のスイッチに触れた。
映画を見ていた時からカーテンは閉まったままだったから、次の瞬間、部屋は真っ暗闇になった。

驚いて壁際で立ち尽くす二人。
彼女が手にしているカップを落とさないように寄り添うようになったのがいけなかった。
暗くて彼女の手元もわからない状態だったから、自然と体全部を抱きしめるようになって、鼻には彼女の香り、片手は腕を、片手は腰(ほとんど尻)に回っていた。

「ご、ごめん」

小さな彼女の声。

俺も離れなきゃ、って思っていたんだけど、現状を理解した瞬間、フル勃起。
どうしても離れられない。
頭の一部が何度も手足に動けって命令しているのに言う事を聞いてくれない。
逆に両手には、ますます力が入って、部屋着にしているジャージをパンパンに膨らませる結果になった。

頭の中は、彼女の事と、この前、彼女と会った時の会話が思い出された。
俺は、彼女をどう扱っているんだろう?
あんなに何度も悩んでいたのに、それは簡単に崩れて、まるで最初からなかったもののようになってしまった。
それから、彼女が動けないのをいい事に、尻にあった手で上を向かせてキスをした。
もう前にしたのは、いつか覚えていないくらい。
彼女の感触を味わいながら思い出そうとした。

そのまま何分か過ぎただろう。
黙っていた俺は、彼女に訊いた。

「・・・このまま、・・・やっちゃ駄目だよね?」

頷いたのがわかる。

「じゃあさ・・・」

唾を飲む自分の咽喉の音が聞こえた。

「前みたいに、してくれないかな?」

「・・・くち・・・で?」

「うん」

外は静かだ。
雨が降っていないのもわかる。
きっともう陽が落ちているだろう。

「・・・いいけど・・・」

「マジで?」

「・・・いいよ」

俺は彼女が持っているカップを落とさないようにゆっくりと離れながら、それを受け取った。
そして、そのまま流しに持っていって部屋に戻った。
彼女はさっきの場所から動かずにいた。
真っ直ぐ彼女に近付いて抱き寄せる。

ベッドはすぐ脇だ。
ジャージを下ろして彼女を座らせた。
スルスルと彼女はひざまずいて俺の足の間に入る。
何か言おうとする前に手を添えて根元から舐めだした。
根元からゆっくりと全体を舐めあげて亀頭の下まで来ると、もう一度根元まで下がっていった。
そのまま亀頭を咥えられると思った俺は、意表を突かれて予期せぬ場所を舐められたせいで、驚きと快感が増したように感じた。
そうして彼女は丁寧に舐め上げながら根元までいくと、片手で根元を支え、片手で袋を撫でながら玉を舐め始めた。

「・・・んっ・・・んっ・・・」

時折鼻から抜けるような声を漏らしながら舐める。
ゆるゆると根元を扱きながら袋を持ち上げ、シワを伸ばすようにして舐めた。
片方の玉を舐め終わると、もう片方に移る。
もう袋全体は彼女の唾液でベトベトだ。

思わず何度か声が出そうになったけど、低い呻りに似た溜息で誤魔化す。
彼女は、そうした俺の反応には無関心みたいで、一定のペースで黙々と舐めている。
玉から上がってきた彼女の柔らかい舌がようやく亀頭まで到達すると、今度はエラの周辺をグルグル舐め始めた。
張ったエラを舌先で弾くようにペロペロしたり、ブチュッ・・・、ムチュッ・・・と亀頭全体に唇を押し付けるような舐め方を繰り返した。

久し振りに味わうフェラに、始まって数分で我慢汁が大量に出るのを感じた。

(・・・まだ周りを舐められただけなのに・・・)

情けないような、仕方ないような半々の思いが渦巻いていた。
頭の中はピンク一色で彼女と快感の事しか考えてなかった。
もう部屋の暗さには慣れてきて、大まかに彼女の様子も窺えたから、時々足元にいる彼女を見下ろしたり髪を撫でたりした。

「こっちも舐めて」

相変わらず亀頭舐めを繰り返している彼女にお願いするように言った。

「どこ?」

暗いから指差してもわからないだろう。
根元を持って亀頭の先端を彼女の正面に来るようにした。

「ここ?」

彼女は先走りでドロドロになっている亀頭を人差し指で優しく撫でてきた。

「そう。その先のところ」

頷きながら、もっと傾けて正面に尿道が来るようにする。
すると、一瞬、空いた後に、彼女の柔らかい唇が被せられてきた。
声を出しそうになる。

亀頭の正面から被せると、一番敏感な尿道を舌先で掬い上げてきた。
何度かそれを繰り返すと、今度はほじくるように舌で舐めあげてくる。
その度に、電流みたいな刺激が亀頭から全身に伝わってきた。
そうすると、再び先走りが流れ出てきて彼女の唇に吸い込まれていくのがわかった。
下を見ると、彼女の顔が小刻みに上下しているのが見える。
ピチャピチャと湿っぽい音色が部屋中に流れていた。

外からは何も聞こえないから余計にその響きが耳につく。
彼女は、下から掬い上げる、ほじくる、に加えて、亀頭の先に吸い付くのを混ぜてきた。
そうすると、余計に我慢汁が出てきてしまうから、いつまで経ってもその行為が終わらず、延々と続きそうな気がした。
快感にうっとりとしながら頭の隅で、もう咥えてくれないかな・・・。
と考えていたら、急に彼女の習性を思い出した。

「・・・上から・・・舐めて・・・」

腹から出すような低音で彼女に言うと、根元に片手を添えてから一気に亀頭に唇を被せてきた。
そして、散々攻めていたエラ周りを今度は締め付けてくる。
ヌルルッ・・・ヌポッ・・・ヌルルッ・・・ヌポッ・・・。
部屋に響く音が変化した。
今度は我慢出来ずに声を漏らした。

「・・・うわぁっ・・・ぁぁ・・・・いいよ・・・」

「気持ちいい?」

「うん、・・・・やばいね、それ・・・」

そう言うと、彼女は鼻から息を漏らして、

「んふっ・・・これ?・・・・はぁ、はぁ・・・こう?」

って言いながらキュッキュッってカリを締め付けてくる。
話す時に彼女の息が痛いくらいに勃起したチンコに当たって温かい。

「・・・ぅん、・・・そう・・・それ・・・」

堪らず正直に感想を言う俺。
どっちが歳上なんだか・・・。

俺は、もうかなり追い込まれていて、下腹部に力を入れて懸命に放出をこらえる。
彼女は変わらないペースで首を振っていた。
一番深くまで咥えた時には、かなり奥まで入っているのがわかる。
結構咽喉の奥まで入っている感じだ。

その時には、咽喉の奥、舌、唇の全体を使ってくる。
以前教えた事を忘れていないみたいだ。
いつの間にか根元に添えられた片手が緩やかに上下している。
それから彼女は、上の方でカリ締めをしてしばらくすると、大きく首を振ってチンコ全体に刺激を与える動きを繰り返した。

どれ位時間が経ったのか・・・。
暗いから時計が見えない。
長時間舐められている気がするし、数分の気もした。
どちらにしても、この時間がずっと続くといいのに・・・と思った。

「・・・ぅんふっ・・・」

ペロペロと舐めながら首振りを繰り返す彼女を見ながら、そろそろ限界が近付いてきた。
さっきからチンコはビクビクしっぱなしで、彼女の唇や舌や手が与えてくる刺激に耐え切れずにいた。
すると、彼女は一度唇から離して、根元に添えられた手を動かしながら訊いてきた。

「・・・もう、出そうなんじゃない?」

「・・・うん」

正直に答えた。

「あのさ・・・ちょっとお願いがあるんだけど・・・」

「何?」

不審げに問い返す俺。

「・・・くち・・・に・・・」そこで、ちょっと沈黙。

「・・・出していいから・・・、出す時は・・・ちゃんと言って・・・」

言ってしまってから恥ずかしそうに顔を伏せる。

「わかった。てゆーか、もう結構限界なんだよね」

それを聞くと彼女はもう一度、その柔らかい唇を被せてきた。
それからは、さっきよりも激しい奉仕。

根元をしごく手は少し力が入れられたようだし、唇の締め付けも強くなったように感じた。
彼女の上下動も激しくなって、ジュッ・・・クジュッ・・・チュプッ・・・チュッチュッ・・・。
と音も違ってきた。

俺は更なる快感を求めるように、少し前屈みになって空いている右手で彼女の胸を掴んだ。
左手は必死にベッドサイドを掴んでいる。
彼女はフェラを中断せず俺の好きにさせていた。

俺の右手に柔らかい感触が伝わると、それを何度も確かめるように揉み返していた。

その度に彼女から漏れる声が変わって「んっ・・・んっ・・・」という繰り返しが、「んっ・・・んふっ・・・んんんっ・・・ぁふん・・・」という風に変わった。

特にブラ越しに先端を捉えた時は、それが顕著で、「んぁふっ・・・ぁあ・・・ぁぁっ・・・ぁん・・・あぁんっ・・・」とフェラを続けるのが苦しそうにしていたが、彼女の動きが止まる事はなかった。

それを確認すると、さらにブラを外さんばかりの勢いで揉みまくった。
自分がイクまでに彼女を味わいつくそうとしたが、限界と告げてから、すぐに終わりが来た。

「あぁ、そろそろイキそう・・・」

そう言うと、彼女は首を上下に振りながらも小さく頷いている。
そうして一層、カリを締め付けると、同時に舌をベロベロとチンコに纏いつかせてきた。
体を強張らせながら耐えていると、下の方から尿道を押し広げてくる精液を感じた。

「イクよっ」

あっっと思った時には、既に彼女の口に第一波が発射されていて、それから最初の波を追い越すような勢いで次々に射精は続いた。
ドビュッ・・・ドビュッ・・・ビュッビュッ・・・ビュッ・・・・。
彼女の口内を汚す精液は止まらず、ポンプのように途切れる事なく供給を続けていた。
彼女の胸に手を置いたまま射精の快感に身を委ねていると、ようやくチンコは治まってきて大人しくなった。

「・・・終わった・・・」

溜息混じりに彼女に言うと、チラッと上を見てから緩やかに舌先を亀頭に這わせていく。
彼女を起こそうとすると、さらに何度か舌を動かしてから、やっと口を離した。
ティッシュを渡すと、俺のを吐き出して口を拭った。

「うがいは?」と訊くと、

「いい」

「なんで?残ってないの?平気?」

あれだけ出たのだから気持ち悪くないのだろうか。
自分で出しておきながら、ずうずうしい言葉だが。

「飲んじゃったから」

「えっ?」

「・・・・なーんてね」

明るい彼女の声。

「平気だよ」

それから電気をつけて彼女はパーカーを着て帰り仕度。
俺も借りたDVDを返しに行くために着替えた。
家を出てから途中まで一緒に行き、店の少し手前で別れた。

彼女は、いつもみたいに「またね」と言って手を振った。

俺はDVDを返却して店長と数分雑談した後、帰宅した。
やっぱり雨にならなかった。

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